http://d.hatena.ne.jp/ken3memo/20091127/1259307176 からの続きです。
問題点
1.Excelへ出力を繰り返すことができる(まぁ、これはこれでいいのかも)
でも、転記後、ひな型ファイルを保存することができる。(壊すことができる)
↑に対応するために、
ひな型(テンプレート)ファイルを開いた後にコピーする。
そんな処理にチャレンジしてみたいと思います。
処置として、
一つの案が、テンプレートにデータを流し込んでから、
そのまま保存すると白紙のひな型(テンプレート)が汚れてしまうので、
ひな型(テンプレート)、元のxlsファイルを開いたらすぐに、
シートのコピー 新規のブック で 新しいブックにコピーします。
で、ひな型(テンプレート)は何もしないで閉じる、そんな処理を追加してみます。
まずは、Excelで操作のマクロを記録します。
マクロ記録で
ア.シートを右クリック、移動またはコピーを選択
イ.新規ブック と □コピーにチェックを入れる。
ウ.新規ブックにコピーされるので、元のテンプレートに戻ります(ウインドウで選択)
エ.テンプレート.xlsを閉じます。
上記マクロを記録すると、
Option Explicit Sub Macro4() ' ' Macro4 Macro ' マクロ記録日 : 2009/11/28 ユーザー名 : user2000 ' ' Windows("テンプレート.xls").Activate Sheets("名簿").Select Sheets("名簿").Copy Windows("テンプレート.xls").Activate ActiveWorkbook.Close End Sub
と記録されます。
あとは、このマクロをAccessへ移植します。
と言っても、貼り付けて、頭に参照用の変数 oApp を付けただけです。
oApp.Windows("テンプレート.xls").Activate
oApp.Sheets("名簿").Select
oApp.Sheets("名簿").Copy
oApp.Windows("テンプレート.xls").Activate
oApp.ActiveWorkbook.Close
↑の挿入位置は、テンプレート.xlsを開いた後に入れました。
Private Sub コマンド10_Click()Dim oApp As Object 'Excelアプリの参照用
Dim strWORK As String '文字編集用のワーク変数
Dim i As Integer
Dim strMDBPATH As String 'MDBの保存場所、フォルダー・ディレクトリ
Dim strXLSFILE As String 'テンプレートファイルの名前、e:\xxx\yyyy\テンプレート.xlsDim rs As New ADODB.Recordset 'ADOのレコードセットです。
Dim y As Integer 'セットする行番号です
'印刷FLGがYesのデータを集める。
rs.Open "select * from 社員テーブル where 印刷FLG=Yes", CurrentProject.Connection, _
adOpenKeyset, adLockOptimistic
If rs.RecordCount = 0 Then '選択件数のチェック
MsgBox "転送データが選択されていません。"
Exit Sub '↑メッセージを表示して関数を抜ける
End If'Excelファイルを開く
'Accessの起動位置を取得 CurrentDb.NameにD:\xxxx\yyyy\zzz.mdbが入っている
strWORK = CurrentDb.Name
'後ろから1文字単位で¥を探す
For i = Len(strWORK) To 1 Step -1
If Mid(strWORK, i, 1) = "\" Then Exit For '¥だったら抜ける
Next i
'D:\xxxx\yyyy\zzz.mdb --> D:\xxxx\yyyy\ にする
strMDBPATH = Mid(strWORK, 1, i)'Excelの元ファイルの名前を作成 D:\xxxx\yyyy\ + テンプレート.xls
strXLSFILE = strMDBPATH & "テンプレート.xls"
'ファイルの存在をチェックする
If Dir(strXLSFILE) = "" Then
MsgBox strXLSFILE & " の存在を 確認して下さい"
Exit Sub 'エラーなので途中で抜ける
End IfSet oApp = CreateObject("Excel.Application")
oApp.Visible = True
'Only XL 97 supports UserControl Property
On Error Resume Next
oApp.UserControl = True'テンプレートファイルを開く
oApp.Workbooks.Open Filename:=strXLSFILE'テンプレートファイルをcopy 2009-11-28 追加
oApp.Windows("テンプレート.xls").Activate
oApp.Sheets("名簿").Select
oApp.Sheets("名簿").Copy
oApp.Windows("テンプレート.xls").Activate
oApp.ActiveWorkbook.Close
'AccessのデータをExcelへ代入する。
'ループ処理
y = 4 '4行目からセットします。
While rs.EOF = False 'いつものEOFが偽の間
oApp.cells(y, "A") = rs.Fields("社員番号") 'データをExcelへセットする。
oApp.cells(y, "B") = rs.Fields("氏名")
oApp.cells(y + 1, "B") = rs.Fields("ふりがな") '※2段目なのでy+1
oApp.cells(y, "C") = rs.Fields("生年月日")
oApp.cells(y + 1, "C") = rs.Fields("性別")
oApp.cells(y, "D") = rs.Fields("郵便番号") & " " & rs.Fields("住所")
oApp.cells(y, "E") = rs.Fields("電話番号")
oApp.cells(y + 1, "E") = rs.Fields("本籍")
oApp.cells(y, "F") = rs.Fields("配偶者有無")oApp.cells(y, "G") = rs.Fields("雇用年月日")
'H列に持っている資格複数をセットする。
oApp.cells(y, "H") = get資格(rs.Fields("社員番号"))
rs.MoveNext '次のレコードに移動しないと、とんでもないことに(笑)
y = y + 2 '1つの名簿データで2行使うので、+2で次の行です
Wendrs.Close '開いたら閉じろ、ドアを開けたら閉めるってしつけられたでしょ(笑)
Set rs = Nothing '変数も後始末しますか。使った器はキレイにしろって?End Sub
これで、テンプレートファイルを誤って壊される心配も無くなりました。。。
操作手順とテストの動画
[動画を貼り付ける。]
www.youtube.com
http://www.youtube.com/watch?v=0pAGQdCZTgc